2018年6月23日土曜日、セザール・キュイ没後100周年イベント「ベニヤミヌスの鏡」、無事終演いたしました。あいにくの天気にも関わらず多数の方にご来場いただきまして、企画者・出演者一同、心より御礼申し上げます。

クラシック音楽というものはまことに肥沃な土壌を持っています。今日ほとんど演奏をされなくなってしまった、多くの作曲家たちの手による作品が無数にございます。キュイの作品もその多くがそう言っても良いでしょう。

しかしながら、忘れてしまうにはあまりにも惜しい佳品もたくさんございます。

また、今日頻繁に演奏をされる天才たちの作品も現代では忘れさられてしまっている多数の作品と非常に近い環境下で生まれてきたものがほとんどであり、様々な作曲家の作品に光を当てることによって、そのような天才たちの傑作の新たな理解にもつながるものであると信じて止みません。

普段クラシック音楽に馴染みのない方からも感動した、等のお褒めの言葉を多数いただき、主催者としてはとてもうれしい限りです。今後も真の意味でクラシックの裾野を広げていくことのできる取り組みを続けてまいりたいと思います。本当に皆々様、ありがとうございました。(齋藤 正樹)