6月24日(土)(第一部13時30分〜、第二部16時〜)白金台のピアノプレップショールームにて、ピアニストの内藤晃さんと調律師の山内敦さんとともに、対談とミニコンサートを行う予定です。

私がピアノを弾かれる方たちと接していて常々感じるのは、ピアノを弾く上で、また音楽を表現する上でこれは非合理的だと感じる場面が、残念ながらとても多いことです。先生に習っていても本来伝わっていなければならないことがなかなか伝わっていないケースが多いと感じざるをえません。

ちょっとした考え方の変化、楽器や身体の使い方の知識が増えるだけでピアノ演奏は格段に自由に楽しくなります。それでいて表現力も増します。私も、素晴らしい師匠に恵まれたり、巨匠たちの演奏を徹底分析したりすることでこのプロセスを何度も味わってきました。この会は、そんな小さなきっかけ作りとなるよう願って企画いたしました。

ピアノを弾かれる方、また指導者の方にとってもとても有意義な時間となることを目指したいと思います。皆様のご参加をお待ち申し上げております。(齋藤正樹)

対談テーマ(予定)
1. なぜピアノを弾くのか?なぜ音楽をやるのか? 
2. 身体を知る~ ピアノを弾く上での「脱力」とは何か?        
3. 楽器を知る~ 楽器としての「ピアノ」の性能を最大限発揮させるためには何が必要か?
4. 音楽を知る~ 楽譜を読む、ということはどういうことか?「音楽的基礎」とは何か?
5.「音楽的な」表現を可能にするための実践的な練習法について〜ハノンやチェルニーを毎日練習することは必要?